治そう！脂漏性湿疹

シャンプーを使うと、頭皮に必要な脂まで剥ぎ取ってしまい、皮膚のバリア層がなくなってしまいます。
結果頭皮は、乾燥してガサガサになり、皮膚自体の厚みが薄くなり外部刺激に過敏になってしまいます。すると人間の体はさらなる皮脂を分泌し、異常なスピードで皮膚を作り変えようとします。このプロセスを経て、頭皮環境が著しく悪化し、傷んだ頭皮にマラセチア菌がはびこり、不快なかゆみや、赤みを引き起こしてしまうのです。

つまり、ニゾラールなどのいわいる抗菌剤（本当は水虫薬）でマラセチアを減らしたところで、根本的な治療とは言えないのです。

つまり、頭皮環境の改善こそが脂漏性湿疹完治の鍵なのです。

これにはまず、弱っている皮膚を自然の状態に戻すことから始めなければなりません。
マラセチア菌や、フケなどの要因はひとまず置いて、頭皮に必要な脂をキープすることに気を払ってください。

シャンプーをする量を徐々に減らしていき、最終的にはほとんど使わないようにしてみてください。石鹸で洗髪している場合も同様です。ただし、ここで注意していただきたいのが、頭皮は毎日清潔に保つということです。まず洗髪する前の髪が濡れていない状態のときに、きめの細かいクシで、髪から余分な脂分とフケ、ホコリを落としましょう。あとはぬるま湯で洗髪するだけです。